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ヒカルです。
テレビ東京の「たけしの誰でもピカソ」という番組で、
『鬼才!天才!ファジル・サイ!』
と、取り上げられてからファジルサイさんのとりこになりました。
語呂がいいだけじゃなくて、本当に鬼才のピアニストだと感じています。
そう感じた人たちが多かったんだなと実感したタワーレコード。
誰ピカで紹介した渋谷タワレコのインストアライブは、たくさんの人がかけつけました。
クラシックコーナーでは珍しいのではないのでしょうか。
鬼才天才のファジルサイさんのチケットが取れました。
トルコ出身のピアニストであり作曲家のファジル・サイさんのコンサートへ行ってきました。
もう、最高！の一言です。
ピアノのテクニックは、超スーパー級の腕前です。
ファジルサイさんが奏でるピアノの音の躍動感と曲の情景が一気に広がっていきます。
一気にファジル・サイワールドに吸い込まれていってしまいました。
『ブラック・アース（黒い大地）』は、トルコの盲目の吟遊詩人の作品から生まれたそうです。
アーシュク・ヴェイセルが作った有名な大衆的なバラード、
『カラ・トプラク』からインスピレーションを得て作られたブラックアース。。
詩人は、愛するものを失い、もはや「黒い太陽」以外に友のない寂しさを歌っているそうです。
この『ブラック・アース』はぜひ聴いていただきたい一曲です。
悠久の時を経て現代をさまよい続ける旅人が、
砂漠あるいは枯れた大地にたたずんでいるような哀愁が感じられます。
たとえ、悲しみと嘆きの中にどっぷりとひたっていても、
幻あるいは希望ともいえるような微かな光さえ感じられるのが不思議でした。
ファジルサイさんの呼吸が、さらにこの曲へ命を吹き込んでいるようにも感じられました。
彼自身の中から沸き起こってくるエネルギーそのものが、音となり曲となっていくのが感じられました。
『ブラック・アース』では、ピアノの弦を手で押さえて、奏でる音がとても魅力的です。
ファジル・サイさんのピアノの音は人をひきつける力をもっています。
ファジルサイさんのリサイタルにいってみて、彼のような方を、天才というのだとわかりました。
モーツァルトの『トルコ行進曲』を、ジャズ風に仕上げたのも見事です。
今回のリサイタルで、即興演奏の時間がありました。
聴衆からテーマを募集して、彼自身が私たちが書いたものをランダムに選び出します。
書いてあるその言葉から、ファジル・サイさんが即興演奏をするのです。
誰もが初めて耳にする曲ばかり。
共にしている空間から曲が次々と生まれていきました。
ものすごくファジルサイさんの才能にふれる貴重な時間だったように思います。
才能と表現力の豊かさに感動してしまいました。
「ファジルサイさんが弾くベートーベンや他のモーツァルトってどんな感じなんだろう」
と別のシュチュエーションを像するだけでわくわくしてきます。
ヒカルの知っている狭いクラッシクの世界が広がっていったように思います。
クラシックの苦手な方も、ファジルサイさんから楽しく聴いてみるといいんじゃないかな。
感受性が豊かな子供たちや学生さんにもおすすめです。
今日は初めての紀尾井ホールに、初めてのファジルサイさんのリサイタルでした。
とても有意義な時間が過ごせて、大満足です！
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| Amazy | |||||||
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