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ヒカルです。
ピース・キャッツという画集が発売されています。
peace catsはJimmy Tsutomu Mirikitani(ジミー・ツトム・ミリキタニ)の絵と言葉を集めた画集です。
姓の漢字表記は「三力谷」だそうです。
日系人のミリキタニさん。
ミリキタニさんは、ニューヨークの路上で絵を描いていたホームレスの日系の老人です。
通行人に絵を買ってもらう以外、ほどしこを受けない生活を送っていました。
ミリキタニさんの絵は、猫がたくさんできます。
今もメス猫1匹と一緒に生活しているそうですが、猫好きだということは絵の中のネコたちをみれば一目瞭然です。
ミリキタニさんの描くねこは、とてもユーモラスでひきつけられるネコの絵です。
その絵の中に、日本画をもとにしているようなタッチで、如来像などがでてきたりします。
あるときには原爆の絵。
真っ赤な炎に包まれている絵。
どきっとさせられる中に、ミリキタニさんのメッセージが絵を通じても伝わってきます。
NO WAR!
NO KILLING PEOPLE!
ミリキタニさんは、第二次世界大戦が始まって日系人強制収容所に入れられたそうです。
ご家族は広島の原爆で亡くなられたようです。
その後、アメリカの市民権を捨てるように迫られ、ニューヨークでの路上生活者となったようです。
9・11の同時多発テロの時には、炎上崩壊する世界貿易センタービルを尻目に絵を描き続けていたといいます。
戦争に翻弄され、平和を祈り続けるミリキタニさん。
人生をおったドキュメンタリー映画は必見です。
画集からミリキタニさんを知ったヒカルです。
帯に写っている、ミリキタニさんの屈託のない笑顔にひかれて画集を買っていました。
そしてミリキタニさんの言葉が、胸に響きます。
MAKE ART
NOT WAR
ヒカルも戦争はいやです。
ヒロシマに想いをよせて描いた原爆の絵は、心がくるしくなってきます。
彼の人生を通じて、強制収容所のことや反戦への思いが深くなる出来事の数々を知りました。
パール・ハーバー、ヒロシマ、9・11を知っているミリキタニさん。
映画を作ったリンダ・ハッテンドーフさんが見つめるミリキタニさんは、祖父と孫のようにだったり、かわいいひとりのおちゃめなおじいちゃん、だったり、温かさが伝わってきます。
明るく心に響いてくる映画。
また画集を開いてみようとおもいます。
Amazy |
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