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涙涙で見た映画「手紙」

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ヒカルです。

涙・なみだ・ナミダ・涙・・・。
涙なくしてみれない映画。

「感動」とは違う感情が沸き起こってきます。
重くて、つらくて、苦しくて・・・。

何をどうすれば「罪」を償うことはできるのか?
どうすれば「差別」はなくなるのか?

沸きあがる現実に存在する問いの数々。
ヒカル自身が感じる現実社会の闇と差別。
切なくてたまらなかった。

東野圭吾さんの小説を映画した「手紙」。
ぜひテレビとかではなく、ノーカットで見て欲しい映画です。

「愛」と「許す心」について、深く学ぶことができる映画でもありました。
この映画は、深い!

犯罪加害者の家族の心情を映し出している作品です。

一般的にいうと「強盗・殺人」を犯して刑務所に入所している兄の武島剛士(玉山鉄ニ)と、
弟の直貴(山田孝之)の手紙での交流。
「強盗殺人犯の弟」という言葉がつく中での、生活や心理状況を映画にしています。

直貴の精神的な支えとなる白石由実子(沢尻エリカ)の愛の形。
電器店会長(杉浦直樹)の「犯罪者はね・・・」という言葉はかなり重いものがあります。

どの俳優さんも好演なさっているので、社会の壁やそれぞれの心情が過不足なく表れています。
まさに、見ごたえがある映画です。

最後に大音量で流れる小田和正さんの「言葉にできない」には、かなりやられてしまいます。
「言葉にならない」は名曲ですよ。

そして「ことばにならない」が流れるシーンでは、大号泣でした・・・。
兄剛志が、手をあわせて泣くシーン。
これには心が揺さぶられました。

強盗殺人犯の弟は、普通に会社で働いていてはいけないの?
幸せになってはいけないの?
犯罪加害者の弟ということは、弟も犯罪を犯したことになるのか?
・・・。
押し寄せてくる数々の問いの嵐に苦しみました。

どんな人にも絶対に見て欲しい作品です。

明日自分が加害者となるかもしれないし、加害者の家族という立場になるかもしれない。
いつ犯罪被害者となるかもしれない。
人ごとではない、と感じています。

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